THE 35th JUMP UP LIVE!

年に一回の発表会が終わりました。

ご一緒したメンバーの方、観に来てくださった皆様方、会場で色々お手伝いいただいた先生方、司会の担当の先生方、運営スタッフの皆様方、本当にお世話になりました。
ありがとうございました。


キーボードではさんざんライブとかを行ってきているのですが、これがギターとなると、キーボードを弾くのとでは感覚が全然別物で毎年ガチガチに緊張するのです。


今年は迷った挙句、今話題のバンドさん、ゲスの極み乙女の「オトナチック」を選びエントリーしました。
ウケ狙いもありますが、今流行している音楽を弾くのは刺激になりますね。
前ノリなファンクなベースとギター、緩急つけたプレイが光るピアノと後ノリなビートのサウンドにオトナと子供の間の青春時代の苦悩を吐露する歌詞が乗る。
どこでノリが出てるんだろうとか、つかみどころがイマイチ分からなくて不思議な感じでした。
ロックな感じはあまりしないですね。
そういやゲスの極み乙女の音楽はロックのロの字もない曲が多い。



ギターはクリーントーンでソロもブーストして上げる感じで。
だけど、本番ではソロはBlues Driverで若干歪ませました。
しかしクリーンは本当ピッキングのタッチのムラが出るなあってヒヤヒヤしました。
一曲でコンプ使うのもなあと。


ギターは4カポで最初譜面が全然読めませんでした。タブ譜と音符が一致しないので耳で照らし合わせて覚えました。
なかなかイントロのフレーズが覚えられなくて苦労しましたね。

練習はバンドクリニックを含め3回。
ベースの彼女は難しい曲なのにバッチリ仕上げてきていたのにびっくりしました。
音ぶっといし!
そして、堂々として全然物怖じしないし。大物になるね。
キーボードの彼女とはなぜか共通の知り合いがいる事が判明。音楽の世界って広いようで狭いっていつも思うわ。


最初合わせる前は絶対途中で崩壊するわと思っていたのですが、止まらずちゃんと通ったのは嬉しかったです。


ボーカルとコーラスのエントリーがなくて、コーラスは私もやりましたが、両方パート先生方にヘルプで入っていただきました。
自分の声って聞くの恥ずかしー!


最初は本番一発のみの話だったのですがお願いして当日リハをしていただく事になりました。
本当ありがたかったです。動いてくれたリーダーありがとう。
当日リハで全てのパートが揃ったのですが、演奏しながら合わせて見えてくるこの曲本来の姿を見て、背筋がゾクゾクする程感動しましたね。
こうなるのかーっておおーっ!て。
だって、練習はボーカル無しでしたからね。

本番は本当にあっという間で。
セッティングは毎回焦るのですよ。ソロで少しでも前に出るためにエフェクターを前にセット。
しかし、コードは絡まるし、ギターのストラップもよじれまくるし。
今回はアンプもJCでクリーンだし、繋ぐのもBlues Driverだけなんてそんな難しいセッティングではないはずなのに。


極めつけは「こんなシャリシャリな感じの音で大丈夫?」ととっちらかってる私を手伝ってくださった先生方に言われて、
「は?」とか思ったけど「だ、大丈夫です。」と答えたんだけど自信がない私は何か急に不安になってきたのですよ。
皆さんないですかそんな事?
演奏終わってから確かに音シャリシャリやなー。
トーン少ししぼっても良かったのかもなあとか思ったり。

しかし、ホールの広いステージから客席を見ながら演奏するのはとても気持ちが良かったですね。
弾いている音がステージから客席へと響いていく感じ、聞きながらとても心が前に前に広がって客席へと繋がっていく〜。



後日録音した音を聞いて、ギターちっちゃ!と。
セッティング表にギターの音大きめでお願いしますとか書いとかなあかんなあと思いました。
去年アースシェイカーやった時はギターの音をかなり歪ませたら、途中で思いっきり下げられたんですが(泣)。ふう。
ギタリストとしてはギターが前に来ないとテンション下がるよ〜!

当日の私のお衣装。

絵音さんといえば蝶ネクタイでしょっ!てことでフリフリのブラウスにネクタイを蝶にして。
いや〜化粧が濃いですな。
そして、衣装を探していたらちょうどハロウィンの時期で仮装グッズを色々と売っていてネクタイと一緒にヴェネチアンマスクとハットを一緒に購入。
せっかくなので使いました。

そして顔にはTATOOシールでファスナーを。
結構毒々しいですが、本番当日数日前に絵音さんの未成年者飲酒にまつわる事件がありまして、
「僕にはロマンスがありあまる。もう止まらない。チャックしててもあふれ出てくるのさ」という言葉が降りてきましてね。

ブレイクでマスクとハットを取って前に出るのだったのだが、ハットが髪の毛に引っかかる!
しかも右手で取ろうとしたのでピッキングが間に合わない!焦りましたわ。
しかもステージ前方、ライトでめっちゃ暑いし。



MCではしっかり喋らせていただきました。


てな訳で自分の出番は終わったのですよ。


終わってから、久しぶりに会う友人と話したり、バタバタしていて他の方の演奏はあまり見られなかったのですが、
やっぱり賞を取った方のプレイは違いますね。
音もなんだけど、ステージでの立ち姿が堂々としてるね。オーラがあるの。
ステージ、結構緊張すると思うのだけど、それが全然ない。


ステージトリのマリスミゼルの再現にはビックリしたなあ。凄かった。メンバーのマリスミゼルへの愛をひしひしと感じますね。
マリスミゼルが全盛の時から15年以上経つのか。


講師演奏は2組。
中西先生率いるアフロバンドのクリスタルキング熱唱と高阪先生岩崎先生辻井先生光田先生たちによる渋いファンク系のセッション。
大都会のイントロが出てきた時、マジか?!と私は手を叩いて爆笑していました。
ギターの先生の演奏聴きながら、通ってきたルーツが、あ、この先生ハードロックなんや!とか音色やフレーズから見えたりして。
しかし先生良い音してたなあ〜。


こんな感じで私のプレイは相変わらず緊張ガチガチすっとこどっこいでしたが、楽しい時間でございました。


写真はNizzyさん、メンバーの方からいただきました。ありがとうございます。