長谷寺に行ってきた。

暑い中長谷寺という所に行ってきた。


牡丹で有名なここ、前から行きたいと思っていたのだが、なかなか行く機会がなくて。ガイドブック見たら春は桜、牡丹、初夏はあじさい、夏は蓮、水蓮、のうせんかずら、秋はもみじ、冬は山茶花、寒牡丹、雪景色と、花の寺プラス雪景色も綺麗と、なかなか見所いっぱいサービスいっぱいの寺であった。


長谷寺駅からえっちらおっちら歩いて15分から20分。道中はこんな感じ。


この光景もいい。花水館という旅館のそばを流れる川、これは大和川


酒屋においてあったたぬき。北海道と書いてあるが?
ここは桜井市初瀬という所になるらしい。


これはマスコットキャラクター、はせでらいおん。何かダンデライオンのパクリなのか、某ドーナツのキャラクターのパクリなのかよくわからんな。
これは牡丹が咲いていた時は赤い所を花で埋め尽くしたのかなぁ。
長谷寺は西国33カ所霊場の一つで、そこに向かう道は古い民家も多く、西国街道を知ってる私はああここは古くから宿場町で栄えた所なんだなと思う。
桜井は三輪そうめんで有名なので、お店ではそうめんや、そうめんの切れ端、そして高野山から来られる人もいるのか、ごま豆腐、陀羅尼やらを売っている。後はしいたけ、きくらげ、ごま。

寺の前は、そうめんやら、漬け物屋やら、おみやげを売っているお店でいっぱい。
そこの前の小さなベンチで上本町の近鉄で買った弁当を食べる。かんかん照りである。



あじさいは満開かな、と思っていたが、この連日の暑さで大分花がへたってヨレヨレになっていた。

伏見稲荷みたいやな、この階段。ここを清少納言さんもふーふー言いながら上がったのだそう。結構上りごたえある。
過去歴史上の有名人もたくさん来ているらしい。源氏物語にもここが登場するとか。




階段の横はこんな感じであじさいが咲いている。

「いくたびも 参る心は 初瀬川 山も誓いも 深き谷川 」
「花咲かば 堂塔 埋もれ尽くすべし」
「うかりける 人を初瀬(はつせ)の 山おろしよ はげしかれとは 祈らぬものを」



本堂からのながめ。初瀬山の中腹に本堂が建ってるからめっちゃ景色がいい。
東北の復興を願い、お賽銭を入れて、ごーんと鐘をつく。




空をながめる。とってもクリアだ。思わず写真を撮りたくなりぱちり。
これは梅雨の空かい?もうすっかり夏みたいな空だ。

11面観音像を見るにはお金が1000円いりますっていうので、うそ!聞いてないぜ、って思ったけど、1000円払ったら11面観音像の間近ですりすりさわれるってだけで、ちゃんと本堂に観音像が出ていて拝む事ができた。
ばっちり拝み、お線香をあげ、真言をとなえる。
「オン マカ キャロニキャ ソワカ

朝6時と12時は法螺貝をふいて、時を知らせるそうだが、聞きたかったなー。



本堂から五重塔の方へ回る道ぞいに咲いているあじさいは満開だった。

下からのぞむ五重塔



長谷寺には杉の木も植えてあった。
源氏物語」にある玉鬘(たまかずら)の巻に登場する二本(ふたもと)の杉も現在も境内に残っているという事。


なんか、木をかざる葉の模様が綺麗なので撮ってみた。


まだ青い紅葉。緑は生を感じさせる色だなと思う。私のアイバニーズのギターも緑である。緑は生の証。ちなみにジャズマスターの方は紅葉みたいな色である。


濃いピンクのあじさいも綺麗だった。これもぱちり。



下も門から本堂まで、階段が上がれない人のために送迎車が出ている。その車が通る道を通って下に降りた。ゆるやかな坂にそってあじさいが咲いている。
もう少し早く来たらもっと綺麗だったろうなぁ。もみじが色づく頃、桜が咲く頃、満開の頃に来てみたいなと思った。

最後はお約束の草餅をほうばって食べた。つきたてで、はふはふ、美味しいー。