新約プログレ大全に行ってきたその1

先週の土曜日夜は京都RAGにて行われた新約プログレ大全というイベントに行って参りました。

新約プログレ大全というだけあり、バンドすべて「プログレ」らしいです。
私は音楽、特にプログレというジャンルに関してあまりわからないのでこのイベントがどんだけすごいかわからないのですが、まぁいいでしょう。
お客さんも、プログレが大好きな人が多かった模様、プログレといえば飛んでくる某ベーシストさんの姿もありました。
某ベーシストさん、あの、プログレやと言ってた奥村チヨさん聞いてみたけどどこがプログレなん?
ムード歌謡お色気むんむん、バックの演奏はめっちゃ格好良かったけど。
そしてチヨさんジャズもうまいのね、感激、びっくりしました。

そんな事はいいとして・・・

The Sons Of Eve、通称サンイブ、ELPのコピバンです。

仕事終わりで開演ぎりぎりに会場に着いたのでカメラ撮影の絶好のスポットは空いてなくて、でも前がいいなと思い座った席は下手前方。
Voyagerさんしか見えん・・・鍵盤大き杉。
でも、逆に言えばVoyagerさんを堪能できるという事でステージを見せていただきました。

Voyagerさん弾きまくりです。




アナログシンセをウニュウニュ・・・

セットリストはこれだそうです。はじめちゃんの所からいただいてきました。
あー、あの曲だというのは解ったのですが曲名がわからず・・・未熟者なのですいません。

1. Hoedown
2. Tarkus
Eruption→Stones Of Years→Iconoclast→Mass→Aquatarkus
3. Pictures At An Exhibition
Promenade→Gnome→Promenade→The Hut Of Baba Yaga
  →The Curse Of Baba Yaga→The Hut Of Baba Yaga
         →The Great Gates Of Kiev. The End
4. Pirates
5. Fanfare for the common man → Rondo

Hoedown センスオブワンダーでもやってた曲だぁ。イントロのフレーズはアッパーな感じでいいですね。

Tarkus

過激社会派なはじめちゃんが言うに、シーシェパードに対抗するにはこれしかない!との事。

噴火すか・・・

どっかーん!!


確かに。でも、うぷ。吹きました。

Pictures At An Exhibition
定番の展覧会の絵、原作より大分はしょってるんだなぁ。と今さら気づきました。
もともとはピアノ曲、オーケストラバージョンを聞いていた私はピアノ曲を初めて聴いた時は大分??でした。
譜面もありますが、弾いてみてかなり冗長な構成、かなり荒削りです。
リモージュの市場とか、訳わからんし。死ぬぞと思った記憶が。この時高校生。
でも、それがまたいいんです。ムソルグスキー、さすが私の好きなロシアです。
ちなみに、ELPバージョンを初めて聞いたのは(もちろんCDで)大学生の時ですから15年くらい前ですがこれもまた衝撃でした。
キエフの大門での歌、何っていうんですか・・・これ・・・アゲる感じって、アンセムって言うんですか、それにびっくりしました。
当時買ったKORGのXはキースエマーソンが宣伝していたような。

Pirates
海賊になった気分でとの事。

はじめちゃんも上を脱いでしっかりパイレーツだ。


両手開いてプレイ!!

しかし、しばらくして何かVoyagerさん怪しい動きが出始めます。
鍵盤にえいやっとのっかろうとしております。

何しようとしてるんですか?

猛烈にごごぉーとヒートアップ。
走る・・・走る・・・


あれ・・・いつのまにかステージ前方にオルガンがもう一台出てるじゃありませんか。


ひょいっと、上に乗りました・・・拍手で観客をあおっております。

おお!後ろからすっと刀を持って来ました。


ぐさっと刀を鍵盤にさします!エマーソンの奇行を再現?


ぐさっとささった鍵盤を上下にゆっさゆっさゆらしまくる。



最後はおきまりの振り下ろしの決め連発で終了。
この段階で熱気がすごい。

そして、次のバンドのステージへ・・・と、しかし・・・

機材が多すぎて転換が進まない!

おーい!!

全バンド出演者総出で楽器を片付け、楽器を入れて・・・大変だなぁ。
演奏より搬入搬出の方が絶対疲れるよなあ。

で、次のバンド、lilac genesisさん。
GENESISGENESISでもピーターガブリエルのいた時の初期の曲をやるそうです。

GENESIS・・・どんなバンドだったのだろう・・・フィル・コリンズがいたバンド?
すいません、私の不勉強です。FOXTROTは昔借りて聞いてみたけど、よくわからなかったなぁ。
そんな訳で全くこの元バンドに関してすっからかんで予備知識がありません。
逆に言えば先入観なしに素直にびしばし聞けるという事です。ありがたやありがたや。

割とパリッとした感じボーカル以外のメンバーさん。ギターの方は黒いハットなんかかぶられて渋い感じです。

さぁステージ始まるぞ、あれボーカルがいない、GENESISってボーカルがいないインストバンドだったっけ?

と思ったら、後ろからステージにスタスタスタと早足でボーカルが登場!!
この格好です。

コスプレ・・・ちょっとびびりました。
何をするんだろう・・・でも、これも曲の世界観を表すために必要な演出だったのですね。

しかし、ボーカルの方がすごかった。
歌うまい!なんか、演劇を見ているような感じ。
おおすごいと思っているうちに、釘付けになってしまいました。
いやぁ、すごかった。


フルートを吹くお姿も美しい。

ギターの方、真ん前で見ていたんですが、渋くて格好良かったですよ。
私もギターを弾きますが、すごくいい音がしていたと思います。




決まってますねぇ。終演後帰る時に少しお話させていただいたら、久々のライブだったそう。
でも、すごいなぁと思いました。彼の写真ばっかり撮ってました。

そして、今回のステージの山、サルマシスの泉。
両性具有がテーマらしい。

子どものヘルマプロディートスはヘルメスとアフロディーテの息子であり、秘密の愛が残したもの。このような理由から、彼は人里離れたイダ山の精霊たちに預けられ、精霊たちにより彼は森に暮らす野性的な人間として育つ。水の精霊サルマキスと出会った後、彼はその水に呪いをかけた。伝説によれば、その水を浴びた者はすべて両性具有者となったという。

というお話らしい。

はあ、こ、濃い・・・。どう反応していいかわかりません。

私たちは一つになるのです。

あまりにも濃いお話で言葉が出ません。でも、良いですね。こういうお話大好きです。

ラストはミュージカルボックスという曲。

オルゴールのお話。
年下のヘンリー・ハミルトン・スマイス(8歳)はシンシア・ジェーン・デ・ブレイズ-ウイリアム(9歳)とクリケットをして遊んでいるところだった。愛らしい笑顔のシンシアは、打球づちを高く振り上げ、優雅にヘンリーの首を叩き飛ばした。二週間後、ヘンリーの子供部屋で、彼女は彼が大切にしていたオルゴールを見つけた。彼女は一生懸命になってその箱を開けるたところ、「老いたコール王」の曲が流れるとともに小さな幽霊の姿が現れた。ヘンリーが戻ってきたのだ - でもそれほど長い間ではなかった。というのは部屋の中に立っていると、彼のからだはみるみるうちに歳を取り始めたのだ、子供の心だけ内に残して。一生の間ののさまざまな望み事が、次々と波のように彼を通り過ぎていった。彼はシンシアに、彼のロマンティックな望みを果たさせようとしたのだが、残念なことに彼の乳母が何の物音がするのかと子供部屋にやって来てしまった。本能的に彼女はそのオルゴールをヒゲの生えた子供に投げつけると、どちらも粉々になってしまった。

最後は老人のマスクをつけてよぼよぼと崩れ落ちる・・・。

・・・・。

終わった後のすっごい拍手!
良かったなぁ〜。


GENESISの歌詞について、以下のブログを参考にしました。
いろいろとありがとうございます。
ProgLyrics(プログレッシヴ・ロック名詞選)
http://proglyrics.blogspot.com/

さてさて、次はいよいよ、ラストのBTRさん。
次をお楽しみに〜。