2012年10月27日 北嵯峨東京ツアー覚え書き

はっきり言って今更である。
携帯に下書きで残っていたのである。
だけど、今読み返して面白かったのであれ、つまりアップしてみるのである。

10月27日
いよいよ来たではないか、東京遠征の日が。
私は前日は11時までKROCKARKのリハ。11月、12月のライブに向け、新しい試みも入れつつ、音を仕上げる。
宿題確認して終了。

家に帰ったのが、12時前。
ここから東京遠征の準備である。
楽器、衣装、着替え、泊まり道具などなど…。
全部玄関前に出してこの段階でクタクタ。2時過ぎ。

6時過ぎにお迎えが来る予定。寝たいが、ちゃんと起きられるかなあ。
一応薬飲んで寝る。(私は眠剤がないと寝られない。)

何か夢を見た気がする。学校の夢だったか。数学が最初の単元でついていけなくて、次のコースに行こうにもそこでつまづいているから進めない。
補習があるはずなのだが、掲示板に案内が出ていない。そんな夢だった。

目覚め最悪。

予定通り4時半に起きる。もうメンバーはこっちに向かい出発しているはずだ。初めて故、勝手がわからず無事つけるのだろうか、心配である。
渋滞やらでメンバーが来れずライブを飛ばしたケースもあるらしい。

大丈夫かな、大丈夫かなと思っているうちにお迎え来たメールが。

機材を父と一緒に降ろし、メンバーに挨拶して積んで乗り込む。
ステップワゴン、パンパンである。
Tack氏、kou先輩、スタッフとしてお手伝いいただくあびす氏、私である。
皆さんお世話になります。

高速に乗り込み、次のピックアップ先深草バス停へと。
あっと言う間に南インターを過ぎ、これちゃう?と小さい看板を見つけたらそれがバス停だった。

何人か人がいて、思わずギターケース持った人に反射的に手を振ったら違う人やった( T_T)\(^-^ )。
帽子かぶった眼鏡の人やった、ごめんなさーい、ビックリさせてしまいました。
その横のうさんくさい、茶色っぽいサングラスをかけた、かつ、赤いワインをコート小脇の陰にしのばせた人が今回ピックアップする人物。

「お、つかれーぃ!」とその人物はワインを片手に乗り込んで来る。
ベースの脇本氏。
乗ってすぐ飲み出した。
彼はこの本番後夜行バスで、帰り翌日大阪ブランニューにての別バンドでのライブまことにハードな週末。

確かに飲まなやってられんわなぁ…(-_-)。

お疲れ様です。と私は思いながら…しかし彼はテンション高い高い。

その横でお菓子を静かにボリボリ食べているギターのkou先輩。

ジーの最新アルバム、私が持ってきたWink、エボニーアイズ、エクスキャリバーなど聞きながら。

ジー、ある意味サイボーグよなぁ…。
かっこいい曲、人で自身を変身させ、強くなっていく。
一曲目の歌詞聞きながら思う。

様式美メタルお約束のキメ、ソロはフロントピックアップ、最後はメロディックなソロ、名付けて「感動フレーズ
」、メロディックに歌い上げる姿は演歌に通じるなどなど…しゃべりまく
る。
すべての歌は演歌に通じる、演歌、コブシ回し、ヒョウ柄、ギンギラギン、仮面の笑顔、金髪、おばちゃんボーカル…
わからんくなってきた。


朦朧としてきた中、朝がめちゃくちゃ弱い私は新東名に入る前あたりで睡魔が。
ね、眠い…。

気づいたら海老名だった。

環状7号線に入ってー、とスイッチ入りまくりの脇本氏がナビ。
土地勘がないので案内は車に積んでいるナビ任せである。
ちゃんと目的地に向かっているのだろうか…
ナビのみぞ知るナビのみぞ知る、ナビの味噌汁…。

そこで11時半位だったか。

ワインが切れた脇本氏、トイレも兼ねてアルコール調達、コンビニ、コンビニと催促。

12時まえ位に着くかもねーとか言っていたが、環状7号線がめちゃくちゃ混んでる。
ガーンΣ(゚д゚lll)。恐れていた渋滞が。

入り時間に着けなかったらどうしよう…。
コンビニもガソリンスタンドもあまりない。

やっと見つけたコンビニで休憩し、立ちながらパンを食べる。
横はスターバックスだった。
関西ではスターバックスは駅の中か、ビルの中か、ショッピングモールの中しか見たことがない。
独立した店舗であるのは初めて見た。

渋滞を抜けて会場近くまで来て、会場どこ?さぁ…え!駐車場は?さぁ…これから探す、もぅー!とかアタフタやりとりしていた時、前から紺の作務衣に身を包んだかなり怪しげな修行僧、にしてはいかつすぎる人がのこのこ歩いて来る。
グル…みんなで彼を指差した。

ドラムのKing尊師であった。

彼は前日から泊まっていたのである。
助かった。
一つ言わせてもらうと、まことにタイミング良すぎである。
紺の作務衣、なかなかお洒落である。

彼に普通に場所を教えてもらい駐車場までたどり着き、機材を搬入し始める。

つ、着いたー!!吉祥寺クレッシェンド。
めっちゃ感動!出発から9時間。
お疲れ様でしたー!

初めての会場。意外と狭かった。
ご一緒する皆さんにご挨拶して、あわあわしているうちにリハの時間。
リハを済ませ、物販のセッティング、内職作業をしていると、4時前。

時間である。私一人抜け出す。

私が東京に来るという事で、大学時代の友人、こずえ氏が時間を作ってくれて会場近くまで来てくれた。
会うのは15年ぶりであろうか。音信不通になり、今流行りのFBでつながる事ができた。
嬉しいである。
カレーを食べながらなつかしの話、今みんなどうしてる、など話が弾む。
とても楽しいひと時であった。
本当にどうもありがとう。

最近陽が落ちるのが早い。落ち始めてからは釣瓶落としのように陽が落ちて暗くなる。
ズドーンと落ちるよねー、と言ったらこずえ氏は大変受けたようで笑っていた。
ズドーン、という擬音語が面白かったようだ。
ちなみに、そこの、道バーってまっすぐ行って、看板の所を左にひゅひゅひゅっと入って行ったら赤い建物がボーンとあるで、という表現は関西、特に大阪では当たり前であるが、他では違うようだ。

後ろ髪引かれる思いで会場へ向かう。
会場でミーティングがある。
災害が起こった時の注意など。
この意識は関西とは全然違う。私たちも気をつけないと。
起こってアタフタでは遅いのである。

今回5バンド。
楽屋が1バンド入るか入らないか位せまいので、事務所も開放していただく。
私もメイクに入る。
今回Northwind Sagaは3バンド目。
メンバーはメイクなどあるからあまり時間に余裕がないのである。
代わる代わるメンバー、ボーカルのK@rina嬢にメイクしてもらう。

ここで重大なミスが発覚する。
物販で使うお釣り用のお金がない。
エエーΣ(゚д゚lll)。

スタッフとして来てくれたあびす氏とウロ氏にゲーセンを探して小銭を両替してもらう。
さらにカップルを装って…という所がミソである。
無事お金は用意できた。

さらに、ステージの幕引きもお願いする事に。
ステージのスタッフさんが少なく、PAと幕引きを両方やらなくてはいけないようで、幕引きが終わってスタッフさんが戻りSEがスタートするまでの間が
様式美メタルとしてはカッコ悪すぎて許されない。

またもや助かったのである。