綴花(つづればな)

この曲ができてもう5年位たつ。

音源として録音もしている、ライブでも何回も演奏している。
私もこの曲はもう完全にわかっていたつもりでいた。

しかし、桜が満開になり、散りはじめるこの季節にこの曲を聴くとものすごくぐっと来る事にいまさら気がついた。
リピートしまくっている。

明日、午前中時間があるので散り始める花を見に行こうと思う。
もちろんこの曲を聴きながら。

歌詞をのせておく。
ボーカルのなおままの歌詞が素晴らしい。
彼女なりのものすごい言葉に対するこだわりが垣間見える。

綴花(つづればな)

作詞:廣田直子 作曲:森陽一

ざわめく心に降る花 捨てたはずの機織(はた)に飾る花

涙剣に変えて 戻らぬ優しき腕(かいな)探す


散り散らす 散り別る(あかる)現身は泡沫の夢
喜びを縦糸に 悲しみを横糸に
散り散らす 散り別る(あかる)一時の狂い咲き
絲遊う(いとゆう)花の衣 薄紅は唇に寄せて


張り詰めた心が背中(せな)押す はやる足に絡む花びら


揺れる陽炎(かぎろい)の彼方 戻らぬ愛しき声を探す


散り散らす 散り別る(あかる)人の世は儚き夢
花で染めた糸のように 断たれて終わるだけ
散り散らす 散り別る(あかる)一時の忘れ咲き
綴れ織りの花の衣 愛した証に代えて


名呼ぶ声は幻 切なく傾く(かたぶく)朧月


散り散らす 散り別る(あかる)現身は泡沫の夢
喜びを縦糸に 悲しみを横糸に
散り散らす 散り別る(あかる)一時の狂い咲き
絲遊う(いとゆう)花の衣 薄紅は唇に寄せて

よければファーストアルバム「よろづあります」に収録しているのでぜひぜひ手に入れて聞いてほしいです。
よろしくお願いします。

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