4月10日

只今休養中。
昼から出かける。日にちが合わず、今行っておかないと!
夙川を香櫨園に向かって歩く。
桜満開、桜並木。
桜、桜、桜。
こんだけ桜見てもいいのかと思うが、去年は仕事ばっかりしてて休みがなくて花見をした記憶がないのでまぁ今年は見られるのならたくさん見ておこうと思う。

パチパチ写真を撮りながら河原をゆらゆら歩く。
たくさんの人が行き来し、河原では一休みされている人たちがいた。
万博と違ってこちらはおしとやかな感じがした。

香櫨園から電車で移動し、兵庫県立美術館へ。
この日から「20世紀のはじまり ピカソとクレーの生きた時代」展がはじまる。
ドイツ、ノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館所蔵展がサブタイトル。

ピカソパウル・クレーの絵がメイン。
シャガールの絵もあった。

このノルトライン=ヴェストファーレン州デュッセルドルフのある所。芸術で有名らしい。
この美術館にはピカソからウォーホールまでいろいろな絵が展示されている。
コレクションとしては少ない方らしいが、少なくてもすごくツボを抑えていて密度が濃く見ごたえがあるらしい。
パウル・クレーという人はドイツの大学で絵を教えていたのだが、戦争中ナチスの迫害によりスイスに亡命する事となる。
ドイツの敗戦後、この州知事さんが周囲の反対を押し切り彼の絵を80点(!)をも購入を決意したそう。
何で、購入する事になったかというと、ドイツの文化復興のためだそう。当時の価格で総額6億円。

すごいよね。

文化復興にここまでお金をぽーんと使う人って。
しかも絵を取り戻す事で今まで戦争で失った芸術文化を戻そうという、その心意気。
マイナスからのスタートなのでプラスにするには並大抵のエネルギーではいかない。本当大変だったろうと思います。

日本もここまでやってもいいのじゃないかな。児童文学館を府立図書館と統合して規模縮小じゃなくて、規模拡大くらいの気持ちは持っていたいですね。
万博はすごく好きな場所です。できればあそこから移動はさせてほしくないですね。それよりはもっと利用してもらうようプロモーションをしっかりするとかした方がいいのではないかな。
私がよく行く日本庭園ゲート前の売店もいいセンスしてるのに、ほとんど人がいなかった。たぶんあることすら知らない人多いんじゃないかな。
なんか、最近みんなやる事、プラスの事はこっすいし、せっこいねん。

特別展以外に常設展、コレクション展も見て、売店パウル・クレーの絵に谷川俊太郎さんが文章をつけた本ひとつと絵葉書、シャガールの本を買い、梅田へ。
またまた買ってしまった。いかんなぁ。金欠なのに。しかし、またシャガールかぁ・・・よっぽどシャガールに呼ばれてるんだなぁ。そしてお目当てにしていたチベットの美術の本はなかったなぁ・・・まぁ大阪市立中央図書館に行って借りようっと。

梅田でツタヤでGガンダムと他ロシア映画、後なんだっけ・・・デュラン・デュランのライブのを借りる。